ETFで外国債券の投資対象を拡大しよう

債券の新規投資はハイイールド社債と新興国債券にしていたのですが、米国金利が上昇傾向にあったため、シンプルな米国の債券を検討することにしました。

最初は米国国債のETFがわかりやすいと思って、どれにしようかと見ていました。

期間の異なる国債や物価連動国債のETFもあり、いろいろ買うのも相場の理解に良いかもしれないとも思いましたが、かえってわからなくなるかもしれないとも。

為替リスクと金利のレベルを考えるといまひとつ決められず。

期間が同じくらいの社債のETFを見ると、当然ながら米国国債のETFは分配金の利回りが低くなります。

超長期国債のETFもあり、動きが大きいので積み重ねるのに良いかもしれないと思い、これはかなり迷いました。

あれこれと考えた結果、まずは米国債券全般を1銘柄で投資しようと決め、米国の投資適格債券のインデックスETF(ブルームバーグ米国総合インデックス|AGG)にしました。

このインデックスは、昔はリーマン・ブラザーズのもので、販売会社の商品チームで働いていた時、時間をかけて分析をして債券の投資信託の販売の資料作成をした思い出があります。

若い頃の真面目さを思い出すのもいいなとも思ったのでした。

一方で、米国債券のETFは仕事でも時々話題にしていましたので、動きもかなり前から見ていますが、結局この無難な選択にするのが私なのだと改めて感じました。

慎重といえば良い言い方ですが、冒険をしないとも言えます。

相場は分散ばかりしていては勝てないので、何か自分の得意な分野を見つけて勝負しなければなりません。

自分の傾向や性格を良く考えて前に進むことが重要だと思います。

誰しも必ずうまくいかない苦しい時があり、ポートフォリオの変更を考えますが、その時に大失敗をしないために。

いつもそう思っていますが、自分の傾向は意外と自分ではわからないです。

何とか大きな失敗なくコントロールできますように。

さて、このETFを買い始めた頃の債券ポートフォリオの内訳です。

退職後にスタートした投資により新規で買い始めた比率は小さく、多くは以前から保有している投資信託です。

このグラフを見て、米国の債券ばかりだと思いましたが、積立投資でグローバル債券は増えますし、欧州はまだ金利が低いのでそのままにすることに。

欧州ハイイールド社債は気に入っているのですが、今持っているものは数年前に買った投資信託で、ETFでは同様のものを見つけることができていません。

ポートフォリオの管理方法も試行錯誤していますから、債券の新規投資は今はETFでと思っています。

そして、私の口座のあるネット証券では、米国の投資適格債券のETFは、買付手数料が無料でした。

注文の時に気がついてちょっとびっくりしまして、そして少し嬉しかったです。

ご来訪ありがとうございました。

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