相場の転換点を予測することはできるのか

今年は株式市場の堅調と円安が継続し資産が順調に増加、気分の良い日々です。

一方で、相場の休憩が少ないので資金投入については迷うことが多く、いつも相対的に劣後しているところを探しています。

最近のポートフォリオを確認します。

今年の2月に載せた時からは大きな変化はなく、強いて言えば、日本株がより堅調なのであまり購入せず、外国株の追加購入の方が多くなったので、外国株式の比率が増えました。

私が株式投資で重視しようと決めた割安株や配当利回りは、米国株の中では変わらずパフォーマンスが悪いですし、米国以外の外国株も良くないように思います。

時々載せている配当貴族指数のグラフをアップデートしました。

※グラフはS&P Dow Jones Indicesのサイトよりデータを取得し独自に作成。インデックスのデータはトータルリターン。1年間のパフォーマンスの差はその時点で1年前からの変化率の差を計算。

日本では配当貴族指数のパフォーマンスが良好ですが、米国では悪く、1年間のパフォーマンスの差もかなり大きなマイナスです。

私が相場を見る時の気分もこのグラフの通りで、自分の米国株を見るとがっかりしますが、ポートフォリオが偏りすぎないように考えながら、パフォーマンスが良くないところに資金を少しずつ入れることを続けています。

さて、相場の転換点を予測することはできるのでしょうか。

昔、ITバブルの頃、運用会社で働いていました。

その前後におけるファンドマネジャー達の動きやコメント、昔すぎて正確な内容を思い出せないことが多くなってきましたが、その時に思ったことを今も変わらず思い続けています。

企業業績の成長について、割安株の議論など、素晴らしいものも多いけれど、市場が常にそれを評価するわけではない、トレンドには逆らえない時期があると思います。

相場の上下、物色動向のトレンド、その転換点を誤ってポートフォリオを大きく変化させて大きなダメージを受けた時、それを取り返すのはあまりにも困難です。

相場の転換点を予測することは難しすぎる、継続することはできないのではないか。

配当貴族指数のようにそれが注目されている市場もあればされていない市場もあるように、常に勝てる投資手法はない、負けていることを受け入れて、ポートフォリオが偏りすぎないように考えながら、劣後しているところを探して拾おう。

大きく売買ができる人、そしてそれで大きく勝てる人がいるのも知っていて、羨ましく思うこともあるけれど……

ポートフォリオの大きな入れ替えはしない、市場の動きがポートフォリオに合わない時はいかに負けを小さくするか。

同じ手法を継続、買う時に充分考えて片道で勝負しよう、買う時だけでも間違うのに売買ともに勝つことは難しい。

まあ既に何十年も思ってきたことで、年齢とともに頭も固くなっていそうですし、変えることはできないです。

このような資産運用についての話を折に触れ書いていますが、販売会社で働いていた時も上手く伝わらず反省することが多かったので、どうでしょうか。

少しでも伝わりますように。

読んで頂きありがとうございました。

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