相場を当てることは難しく、常に失敗した場合を考えなければならないのは当然ですが、外国為替相場は特に難しいのではないかと思います。
リサーチチームを頼りながら考えていた頃でも、為替相場についての顧客への説明に苦慮することが多々あり、今は頼る相手もいないため、一層困難になっています。
個人投資家の為替とポートフォリオの関連を検討する材料を見つけられないような、考えても何か結論が出る気がしないような。
コモディティは一層難しいのでほぼ考えずに以前お話した通りの細やかな投資に留めていますが、為替は外国株式と外国債券という投資比率の大きいものに関係するので何とかしなければならないのですが……
でも、とりあえず今はあまり迷うことはなく、以下のようにやっています。
外国株式は変動率が為替と比較して大きいので、原資産だけを見て入ることにしています。
ドルのキャッシュでもあればいいのですが全くないので、米国株を買う時に円安に動いていると気にはなりますが、今は気にしないようにしています。
為替相場を見て決めているのは外国債券です。
今は投資対象が広くないので、ドル円を見て米国の債券ETFを購入しているだけです。
ドル円は、長いデータで平均すると1年で15円は動いていたと思うので、15円程度は動く前提で常に考えています。
しかし、昨年のドル円は、110円台から150円台と15円どころではなく大きく動き、多くの人が驚いたのではないでしょうか。
私の昨年は、年途中から投資をスタートし、資産を少しずつ増やしていたので、ドル円の為替相場は気にはなっていましたが、米国株を中心に為替は関係なく買い続けていました。
150円をつけた後、140円を割れたところや130円を割れたところで債券のETFを買い増しました。
円高になる時は米国金利が低下傾向のことが多いのですが、気にせず、長期投資だから満期までその利回りで持つと考えて買っています。
昨年のポートフォリオ全体のドル円の購入平均は、積立投資を除いて135円台でしたので、あまりうまくいかなかったけれど、大きな痛手はなかったと思っています。
為替の考え方は投資家によってかなり違うと思いますが、個人投資家向けに、為替と原資産の売買やポートフォリオの作り方をどう考えるか等、発信している人は少ないように思います。
情報収集はしっかり行いたいです。
ご来訪ありがとうございました。
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